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交通事故の被害に遭うのは突発的で、専門家も近くにはいません。
ここでは、交通事故に遭ってしまった場合に気を付けていただきたい6つのポイントについて、東京都千代田区において交通事故事件のご相談を多く受けている弁護士が詳しくご説明いたします。
交通事故に遭ってしまった場合は、必ずすぐに警察へ連絡をしてください。交通事故について相手方に損害賠償の請求をするためには、加害者が誰か、ということがわかっていることはもちろんですが、どのように交通事故が起こったか、という点が非常に重要になります。
そのため、交通事故に遭ってしまったら、まずは警察へ連絡をして、警察に交通事故が起こったことを把握してもらう必要があるのです。
交通事故の損害賠償の請求をするためには、その請求の相手が誰か、が判明していなければなりません。警察でも確認を取りますが、加害者本人の運転免許証の写真を撮ったり、連絡先を確認しましょう。
また、交通事故の加害者が仕事中だった場合には、加害者の勤務先が入っている保険が請求先になることもあります。
交通事故によって損傷した車両については、加害者が加入する保険会社がその損害調査を行うことになりますが、損害の調査レポートでは写真が不鮮明で損傷の程度が分かりにくい場合があります。
交通事故で車両が損傷した場合は、携帯電話のカメラで構いませんので、車両の全体像、損傷個所の詳しい写真を撮っておき、保存しておきましょう。
交通事故の衝撃が大きかった場合には、何かしらの症状が出ることがほとんどです。
症状があればすぐに、病院を受診しましょう。
また、病院では、一番重症な怪我だけではなく、交通事故によって生じたすべての症状について医師の先生に伝えてください。
交通事故から早期の段階で怪我の診断がついていなければ、後になってその怪我が交通事故で生じたものではない、といわれてしまいます。
また、受診した際には、診断書をもらい、警察へ提出してください。これをすることで交通事故が人身事故として扱われ、実況見分が行われることになります。
交通事故が警察で人身事故として扱われると、交通事故がどのようにして起こったのかを記録する実況見分が行われます。
ここで大事なことは、その交通事故がどのように起こったのかを詳しく説明することと、もし警察官の記録が実際の交通事故の発生状況と違ってしまっている場合には、必ず訂正してもらうことです。
実況見分調書には、誰がその実況見分に立ち会って、どのように証言をしたか、ということが記載されます。そしてその記載は、当時その実況見分に立ち会った人がそのように証言した、という正式な記録となります。
そのため、実況見分の時に実際とは違う記載がなされてしまうと、後からその証言を取り消すことはほとんど不可能になってしまうのです。
ですから、自分の証言が、警察官の方に正確に伝わっているか、よく確認してください。
ご自分の自動車保険がどのような契約内容になっているのかを確認し、交通事故について保険会社へ連絡してください。
確認してもらいたい内容は、
に加入しているかどうかです。
「人身傷害保険」とは、交通事故によって発生したご自分(と家族)の怪我についての補償をする保険です。通常自動車保険は、交通事故の相手方の損害について賠償するために加入するものですが、交通事故の発生について被害者側にも責任(過失)があった場合には、その責任部分の損害について相手方からの賠償を受けられません。それを補償するのが人身傷害保険なのです。
「弁護士費用特約」とは、自分の交通事故による損害について加害者へ賠償を請求するための弁護士費用について、補償をするものです。この特約に加入していれば、保険約款において保証されている弁護士費用が支払われるので、弁護士費用の負担がないか軽いものとなります。